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【14.02.26】中小企業振興基本条例施行を記念し前橋市と共催で地域経済活性化セミナー【群馬】

 2月5日、前橋市総合福祉会館を会場に、前橋市と群馬同友会の共催(前橋商工会議所後援)による「地域経済活性化セミナー」を開催。市関係者や同友会会員をはじめ、県議会議員、市議会議員、経済団体関係者など、総勢約60名が一堂に会しました。

 「群馬県中小企業憲章」の制定から2年余り、昨年10月1日の「前橋市中小企業振興基本条例」施行を記念して企画された今回のセミナー。地域における中小企業の役割や中小企業振興基本条例の意義を再確認するとともに、県内他市町村へ条例制定の輪を広める契機としました。

 講師には、中小企業経営ならびに中小企業振興に精通した研究者である立命館大学名誉教授・二場邦彦氏を迎え、「日本再生に向けて中小企業が情勢を切り開く〜今後の地域経済を担う役割の発揮を!〜」と題して講演が行われました。

 二場氏は、日本経済を取り巻く状況や直面している諸課題を各種データ・統計資料を用いて丁寧に説明。「強靭な企業づくり=同友会型企業」「顧客ニーズの注視」「革新的なネットワーク」などのさまざまな視点から、中小企業が情勢を切り開くポイントを紹介していきました。

 また、地域経済振興(条例)については、「中小企業憲章の理念に基づく地域関係者の協力体制が大事。中小企業振興会議による戦略的な振興計画・実施計画を設定し、PDCAをまわすことが求められる」と語り、前橋市における条例運用の方向性を示唆しました。

 その後に行われた「二場先生と山本前橋市長の対談」は、コーディネーターによる双方への質問形式で進行。二場名誉教授からは「他地域における条例制定・運用の事例」「前橋市条例へのアドバイス」など、山本市長からは「条例制定の背景と思い」「市内中小企業振興の展望」などが率直に語られました。

 条例の主役である中小企業の責任、積極的に関わっていく姿勢。「生きた振興条例にするには、これからが本番」と、参加者は改めて認識できたセミナーとなりました。

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