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【19.08.08】【憲章・条例推進月間の取り組み】100名を超える参加者で、中小企業のチカラを発信 OSAKAはじまる【大阪】

大阪同友会は7月13日、大阪国際交流センターで、憲章・条例推進月間企画「新しい時代に、大阪の中小企業のチカラを発信する」をテーマに、『OSAKAはじまる』を開催しました。他同友会からの参加も含め、行政関係者や一般市民、新聞社など100名を超える参加がありました。大阪同友会の会員69社(者)から賛助金(90口、45万円)が寄せられ、盛況な催しとなりました。

第1部では、文化イベントとして落語と朗読劇を企画しました。まず、新進気鋭の落語家である桂福丸氏が古典落語と現代落語の2題を披露しました。古典落語の「竹の水仙」では、ものの価値をどのように見極めるか、付加価値をつけるにはどうしたらいいかをテーマに、現代落語の「商店街人情喜劇 巡り星」では、まちの商店街が直面している商業者と地域の人々とのかかわりがテーマでした。

大阪市立大学の学生劇団カオスによる短編の朗読劇3作(「隠し事」「スピーチ」「まちこうばのオヤジ」)は、いずれも大阪市立大学商学部教授の本多哲夫氏が中小企業を取材し、実話をもとに脚本を執筆。学生劇団カオスの熱演で、会場は笑いと涙で盛り上がりました。

第2部は、第1部を受けたアフタートーク&パネルディスカッションを実施。パネラーには、細川洋一・近畿経済産業局地域経済課長、近藤高史・大阪市港区公民連携担当課長、山本昌佑・月盛スクリュー(株)代表取締役社長(大阪同友会会員)、劇団カオス団員の上田一真氏と中田万裕氏が登壇し、コーディネーターを本多教授が務めました。

細川氏は、今、関西が注目を集めている、「中小企業の大きな課題は人の問題」と提起。近藤氏は港区ワークス探検団など小学生の企業訪問や全国の修学旅行生を受け入れている大正区の工場見学ツアーといった企業と学校をつなぐ事例を紹介。山本氏はネジを取り扱う同社ならではの企業の課題を報告。学生の上田氏と中田氏からは、中小企業の真の姿が学生まで伝わっていないことが指摘されました。

今回の企画は「中小企業の日」と「中小企業魅力発信月間」が決定されたこともあり、中小企業が日本社会で担っている経済的かつ社会的役割について考えるいい機会となりました。大阪同友会では、今後も中小企業や同友会の存在を、広く国民・市民に知ってもらう機会を設けていきたいと考えています。

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