【アンケート機能】(2)経営者のつぶやきを共有・発信【福岡】

 福岡同友会では、2006年度から全会員でe.doyuの利用を開始しました。現在では、同友会のすべての行事(例会、役員会など)の案内はe.doyu上から送られ、参加登録されています。

 「NEWアンケート」機能の利用は、昨年5月に「市民のための弁護士をめざして」アンケートを実施したのが最初でした。

 日本弁護士連合会「司法シンポジウム」で、中小企業経営者の立場から長井・福岡同友会代表理事が、パネリストとして発言するに当たり、会員の声を集めたものです。

 全会員2139名を対象に実施し、193名が回答。「回答方法などが周知されていなかったにもかかわらず、わずか2週間で一気に集まり、データに裏づけされた発言は主催者や参加者に大変喜ばれた」と川畑事務局長は話します。

 その後、「障害者雇用に関するアンケート」「個人情報保護実態調査」「景況調査」「『建築確認申請の認可遅滞』(改定建築基準法)影響に関する緊急アンケート」「会員の同友会に対する意識およびニーズ調査」などを実施し、全会員対象にしたものは、いずれも300前後の回答を得ました。FAXで実施していたころより回答率が上がっています。

 建築確認に関する調査結果や景況調査結果は、マスコミにも紹介され、速報性とともに、中小企業の生の声が広く市民や行政にも伝えられ、同友会の調査結果に注目が集まっています。

 記述回答欄への回答率は5割以上と高く、会員から「中小企業経営者には、そのつぶやきや思いを表現する場が非常に少ない。同友会のアンケート記述欄はそういう経営者の思いを共有・発信できる貴重な場」との声が寄せられています。

 会活動に会員の声を細やかに反映していこうと、地区や支部などの単位で細やかに会内の声を集約する試みも行われており、今後回答率が高まることが期待されています。

▲ このページの先頭にもどる

関連情報