【08.05.01】同友会景況調査を発表(2008年1~3月期)~原材料・資材価格の高騰、全面不況を呼ぶ

 DOR82号 業況判断
 2008年1~3月期の「同友会景況調査報告(DOR)」82号が発行されました。タイトルは「原材料・資材価格の高騰、全面不況を呼ぶ」。

 アメリカ発のサブプライムローン(低所得者向け高金利住宅ローン)の破たんによる金融危機―スタグフレーション(物価高の不況)から世界同時不況が懸念されます。

 今期、特に目立つのは、経常利益DIがマイナス17からマイナス22へと下がったことです。これは、その悪化理由で「原材料・資材価格の増加」をあげる回答が56.2%と過去最高にのぼったことによります。

 価格転嫁力の弱い中小企業が立ちゆくためにも、中小企業本位の政策転換が求められます。今号の「DORの眼」は「中小企業集積のメリットを活かす地域産業“深耕”を!」と題して駒澤大学の吉田敬一教授が執筆しています。

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 http://www.doyu.jp/research/dor/2008/dor_82.pdf