中同協が今年5月18～25日の日程で派遣した中小企業憲章ヨーロッパ視察団（鋤柄修団長）の報告集が10月に発刊されます。
本書はまず、座談会「ヨーロッパ視察を終えて」と視察参加者の報告の中で、ＥＵが制定したヨーロッパ小企業憲章の成果と今後の課題を確認し、日本における中小企業憲章の課題についても、さまざまな切り口で考察しています。
また、ヨーロッパ小企業憲章の一つの到達点である「欧州小企業議定書」（ＳＢＡ）案を本邦初の翻訳で掲載することができたのも本書の大きな特徴です。ＳＢＡは、10項目の政策の原理を掲げ、かなり具体的な方向を明示しており、中小企業憲章を検討する上でも、多くの示唆を得ることができるでしょう。
多くの会員のみなさんにぜひお読みいただきたい一冊。お薦めします。
Ａ5判、176ページ、頒布価格1000円。
