「琵琶湖森林づくりパートナー協定」滋賀・大津支部と南比良生産森林組合

琵琶湖森林づくりパートナー協定

 11月8日、滋賀同友会大津支部は、南比良生産森林組合との間で、大津市としては初めての「琵琶湖森林づくりパートナー協定」を締結しました。

 「琵琶湖森林づくりパートナー協定」は、琵琶湖森林づくり条例に基づく県民全体で支える森林づくりの一環として、パートナー協定の趣旨・仕組みに賛同した企業が森林所有者と協定を結び、森林の整備の推進に参画する取り組みです。

 滋賀同友会では、1995年に「琵琶湖淀川水系の水質を守るために:水環境行動憲章」を発表、2000年には「第9回世界湖沼会議」における「自由会議」として認証を受けた「第1回中小企業地球環境問題交流会」や同友会版環境マネジメントシステム「同友EMS」、「ソーラー和船」に取り組むなど、「世界一美しい琵琶湖」にする理念のもと、自然と共生する中小企業経営と環境保全型社会を目指した取り組みを続けてきています。

 今回のパートナー協定では、大津支部は、琵琶湖の水源である森林を守るとともに、地域の中小企業が集まり、3年以内に間伐材を利用した製品開発や仕事・雇用の創出、地域づくりに取り組みます。現在支部会員の2割を越える38社が登録しています。一方、森林組合は、森林保全活動の場の提供や、森林整備活動などに取り組みます。協定期間は5年間です。

 嘉田由紀子・滋賀県知事、目片信・大津市長の立ち会いで調印式が県公館で行われ、青木孝守・大津支部長と中村正・森林組合長が協定書に調印。青木支部長は「地域の将来に向け、次代を担う子供たちや社会のために手伝いができればと思う」と述べました。

 「琵琶湖森林づくりパートナー協定」の詳細は、滋賀県ホームページ http://www.pref.shiga.jp/d/rimmu/

「中小企業家しんぶん」 2010年 11月 25日号より