学び 伝える 伝えあうこと~山口市で2010全国広報・情報化交流会

全国広報・情報化交流会

 10月27~28日、「学び 伝える 伝えあうこと~地域に根をはる同友会運動と地域から発信する同友会づくり~」をテーマに、「2010全国広報・情報化交流会」(中同協主催)が山口市で開かれ、18同友会と中同協から99名が参加しました。

 はじめに、中村高明・中同協情報化推進本部長が「同友会の歴史から未来の同友会・同友会会報・情報化を考える」と題して、基調講演。中村氏は、同友会運動の歴史とその背景にある社会情勢、そして自身が同友会で学んだことなどを語りました。

 次に加藤昌之・中同協広報委員長より、「『学び・伝え・伝え合うこと』を考える」というテーマで問題提起がありました。加藤氏は、同友会の基本である自主的な「学び」と、それを民主的に「伝える」、そしてそれを各会員が「伝え合う」ことで連携感を高めることの大切さなどを強調しました。

 続いて、3つの分科会が行われ、第1分科会は「期待される外部発信」と題して、主に対外広報について愛知、大阪、神奈川の実践事例から学びました。

 第2分科会は「中小企業憲章、振興条例運動を推進するために」と題して、7年前からの憲章運動の軌跡と実践を通し、広報・情報化の活動が果たしてきた役割と今後について意見が交わされました。

 第3分科会のテーマは「地域から期待される企業づくりと同友会づくりにむけて」。主に会内広報である機関紙(誌)やe.doyuの活用について、徳島、熊本の事例から学びと交流を深めました。

 2日目の全体会では、まず分科会報告が行われ、続いて広浜泰久・中同協幹事長が「5万名の同友会へ向けて、みなさんへの期待」のテーマで、増強運動の側面から見た対外・会内広報のあり方などについて問題提起。それを受けて、グループ討論が行われました。

 最後に、北村卓也・中同協広報副委員長よりまとめがあり、組織問題としての広報・情報化の大切さなどが強調されました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 11月 15日号より