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地域の若者を共に育む~地区ごとに高校とのつながり強める【福岡】

 福岡同友会では地区・支部で地域の高校と関わり、地域の若者を育てる取り組みを行っています。北九州地区会と筑豊地区会の取り組みを紹介します。

若者と地元企業をつなぐ架け橋になろう

 福岡同友会北九州地区では2013年から北九州市中小企業振興条例の制定を目指し、地域の課題として(1)北九州市は政令指定都市の中で出生率が一番高いことに対して、若者が他市に流出している、(2)人材獲得に悩む会員企業が多い一方、高校生の採用の知識・経験が乏しく中途採用しか行っていない、(3)同友会の認知度が低いことなどが見えてきました。

 勉強会を重ね、地域の課題は自分たちで解決しようと昨年「採用・共育研究会」が立ち上がりました。研究会は「若者と地元企業をつなぐ架け橋になろう」というスローガンのもと、「(1)同友会や地元中小企業の存在を知ってもらう。(2)交流を重ねる中で教育機関と地元中小企業との距離を縮める。(3)仕事の選択肢を広げ、地元中小企業への就職に繋(つな)がるような働きかけをする」を目的にしました。

 研究会では先進事例を学ぶために5同友会(大阪・広島・愛媛・愛知・北海道)を視察し、高校生のインターンシップ受け入れ(3校から32名の生徒を会員企業20社が受け入れ)や北九州市主催の職業体験展示会「ゆめみらいワーク」への出展などを行っています。これらの取り組みは2015年に条例が施行されたことで、行政とも協力しながら進められています。

 11月10日には第1回高等学校との共育懇談会を開催し、地元高校の校長や進路指導主事から18名、同友会から23名の計41名が参加しました。

 懇談会では冒頭、岩本康明・小倉商業高等学校校長から「地元に若者を残すために、企業が地域でしっかりと儲けてほしい」と企業への期待を込めたあいさつがあり、その後「企業とのミスマッチを防ぐため、学校が望むこと・企業ができること」をテーマにグループ討論を行いました。討論では学校側の積極的な姿勢が表れ、「地元への就職希望者は多いが、大手企業から勧めてしまう」「企業を実際に見せてほしい」「求人票にはっきりと要望をだしてほしい」などの率直な要望・意見が出されました。

 最後は、市丸皓士・採用・共育研究会会長(北九州地区会長)が「お互いに『敷居が高い』と思っていましたが、今後はもっと知り合い関係を深めていきましょう」とあいさつし、第2回の開催を約束して閉会しました。

鞍手竜徳高校2年生進路セミナー開催

 福岡同友会筑豊地区会は、2006年から鞍手竜徳高校の2年生の進路セミナーと3年生の面接模擬指導を行っています。11月24日には2年生107名、教員13名、同友会23名が参加して、2年生の進路セミナーを開催しました。

 今回から、事前に高校生へアンケートを行い、「どうして会社を経営しているのですか?」「どんな人を採用したいですか?」など経営者への質問が出され、参加会員が一人ひとりに丁寧に答えていきました。

 進路セミナーを終えての打ち合わせの際に、同校教員の青柳氏より「今日のセミナーをうけて、生徒たちは今までより自分の進路を明確に持ち、3年次の就職・進学を目指して、頑張ります。3年生になったら、面接指導をお願いします」とあいさつがありました。次年度以降も、育ちあう関係を継続していく予定です。

「中小企業家しんぶん」 2017年 12月 15日号より

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