人間尊重の社会へ一歩踏み出そう 第14回障害者問題全国交流会 実行委員長 望月優

【第14回障害者問題全国交流会・9月19~20日in東京】

 「人間尊重の社会をめざして~今、できることを1つずつ」をメインテーマに第14回障害者問題全国交流会が9月19~20日、東京の明治学院大学白金キャンパスを会場に開かれます。この交流会は障害者雇用の促進など共生社会の実現をめざし、中同協が隔年で開いているもの。地域からの期待も高まる中、障害者問題委員会等を設立する同友会も広がっています。今回設営を担当する東京同友会では、障害者委員会を中心に実行委員会を組織し、全力で取り組んでいます。

 私たち中小企業家同友会は、四半世紀にわたって障害者との共生の課題に取り組んできました。

 それは、同友会が「人間尊重の経営」を理念に掲げているからこそであり、多くの経営者仲間が障害者とのかかわりを通して人間らしく生きる生き方を真正面からとらえて経営指針を深め、その学びを自社の経営に生かして同友会の目指す「良い経営」を実現してきました。

 障害者問題全国交流会は、これら障害者とのかかわりを深めて良い経営を営んでいる素晴らしい同友会仲間の集まりです。

 この交流会が私たち自身の経営の原点をもう1度見つめなおす良い機会になる

ことは間違いありません。

 人間尊重の社会をめざして、ぜひ私たちにできることを1つずつ具体化して、参加者それぞれがより素晴らしい経営へと歩みを進めるきっかけにしましょう。

((株)アメディア社長/東京)

「中小企業家しんぶん」 2008年 7月 15日号より