あってよかったと思われる支部に
6月20日、吉備高原支部設立総会が吉備高原リゾートホテルで行われ、会員、オブザーバーなど70名が集い、新支部設立を盛大にむかえました。
10年ぶりに誕生した岡山4番目の吉備高原支部は、岡山県の中部、備北地域を網羅する吉備中央町、高梁市、新見市にまたがる広大な地域となります。
昨年9月20日に設立準備会を発足させ、以後、8回の準備例会を毎月開催しながら、8カ月間で会員数を増やし、41名で設立総会を実現しました。
新支部長に選出された松尾正男氏(ダイヤ工業(株)社長)は、「われわれ中小企業をとりまく経営環境は、依然厳しいものがあります。支部設立を契機に経営者自身がしっかり学ぶことで、目指す方向に舵(かじ)をとれればと思います。支部が年々広がり、あってよかったと思われる支部になりたい。覚悟をもって臨みます」と決意を語りました。
記念講演は、「阪神大震災を乗り越え世界一のジャバラメーカーをめざして~経営者の役割と決断」と題し、日本ジャバラ工業(株)社長の田中信吾氏(兵庫同友会代表理事、中同協副会長)が講演。田中氏は、バブル崩壊、阪神大震災とあいつぐ危機を理念、経営計画書のもとで社員一丸となって乗り越えてきた経験を話しました。
当日は、吉備中央町難波副町長、同町杉元商工会長、3金融機関の代表もかけつけ、「厳しい地域の経営環境の中で、すばらしい会が地域にできたことをうれしく思います」「連携を組んで、地域の活性化を実現したい」とそれぞれ祝辞を述べました。
「中小企業家しんぶん」 2008年 7月 15日号より