「2008組織問題全国交流会」学べる、減らない、増える組織へ 【中同協】

組織問題交流会で問題提起する広浜中同協幹事長

「2008組織問題全国交流会」(中同協主催)が8月27~28日、東京で開かれ、37同友会から115名が参加しました。1日目は、広浜・中同協幹事長の問題提起を受けた後、「学べる組織づくり」「会員の定着のための活動」「役員養成と役員会づくり」の3つのテーマ別で交流。2日目は、規模別の分散会形式で交流しました。

 2010年5万名推進本部長でもある広浜氏は、「学べる組織、減らない組織、増える組織をめざして」をテーマに、チェックリスト形式のレジュメを準備。「モデル企業を多数輩出していますか」「グループ討論では体験談が語られていますか」などの項目に基づいて問題提起しました。

中同協常任幹事会であいさつする鋤柄中同協会長

 各グループでは、テーマ別に冒頭15分ほど、それぞれ実践報告があり、その後経験を交流し、課題を明確にしました。討論では、「参加者が主人公になるような学べる例会づくりを」「連帯感持たせ、会員一人ひとりの出番を作る」「役員づくりには事務局づくりも大事。労働条件の改善を早急に」などが出されていました。

 1日目まとめで広浜氏は「連帯を強めてあらゆる機会損失をなくそう」とし、(1)会員一人ひとりに学びと実践のプロセスを保障、(2)全国の典型事例に学ぼう、(3)役員・事務局が身を削るのではなく、活動しながら成長し、相互の働きかけを強める、の3点を提起しました。

 2日目は「500名をめざす」「1000名をめざす」「1000名以上」の3つの分散会が開かれ、愛媛、岡山、愛知から役員や事務局長が最初に事例報告を行い、「組織展望と会員増強の戦略・戦術~会員増強活動に参加する会員を広げるために」をテーマにグループ討論を行いました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 9月 15日号より