滋賀同友会が創立30周年で記念式典【記念事業 びわこJAZZフェスティバル】4月5日東近江

地域経済支える会に

 今年1月に創立30周年を迎えた滋賀同友会では1月16日、「創立30周年記念式典・2009年新春例会」を開催。嘉田由紀子滋賀県知事をはじめ、来賓、会員など200名が参加しました。記念講演は、「森は海の恋人」をテーマに畠山重篤氏が講演。4月5日には創立30周年記念事業「びわこJAZZフェスティバルIN東近江2009」を開きます。

 冒頭、蔭山孝夫代表理事が「57名で設立された滋賀同友会は、600名を超える団体へと成長し、京都同友会滋賀支部(1975年支部設立)時代より支援、協力をいただいた京都や各地同友会、そして会員諸先輩にまずお礼を述べたい」「厳しい環境ですが、あわてず、地に足をつけてこの難局を切り抜けていただきたい。同友会理念はいかなる経営環境であっても、ぶれることのない、真の経営のあり方を示しています。知恵と汗でもって地域経済を盛りたてていきましょう」とあいさつ。

 つづいて、嘉田滋賀県知事が、「アメリカ発の経済の混乱は暮らしの場に押し寄せ、雇い止めなどの雇用不安が広がっています。外需依存度の高い製造業が多い中での混乱を行政としても対策をとり、今後は県民の暮らしを守るために地域定着型、内需型の産業の育成に力を入れていく」と祝辞を述べました。

 創立30周年記念事業として4月5日に行われる『びわこJAZZフェスティバルIN東近江2009』については、立元加奈子・記念事業実行委員が、「日増しに高まる同友会の社会的役割として、地域と共に地域経済の核を作り上げるため開催する」と発表。

 このJAZZフェスティバルは、同友会が起案し、会場となる東近江市の経済団体、NPOと連携して市民と地元企業、有志ミュージシャンで作り上げる地域活性化イベントです。JAZZはもとより、地域の「ほんもの」を紹介するバザールなども催されます。

 畠山重篤氏の記念講演に続いて、中沼壽・京都同友会代表理事の乾杯で始まった記念パーティーでは、30年をかみ締め、同友会の未来を語り、懇親を深めました。

JAZZフェスティバルの案内
http://www.shiga.doyu.jp/jazz

「中小企業家しんぶん」 2009年 2月 15日号より