事務局は地域を照らす太陽の配達人―全国事務局リーダー研修交流会・北海道

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 中同協総会終了後の7月6~7日、北海道で「2011全国事務局リーダー研修交流会」が開かれ、19同友会から37名が参加しました。

 1日目は「北海道同友会の組織戦略と地域戦略~事務局リーダーとして考えていること」として、北海道同友会の佐々木靖俊・函館事務局長、中上雅之・苫小牧事務局長、米木稔・北海道同友会事務局次長が報告しました。

 北海道同友会は8つのセンターを持ち、それぞれに事務局長を置き、約60名の局員を擁する組織です。対企業組織率10%をめざしながら、中小企業振興基本条例制定に向けて各支部で自治体や他団体とも連携を深め、地域になくてはならない組織づくりをすすめています。

 初代事務局長の大久保尚孝氏(現相談役)の「事務局は太陽の配達人」の思いを大事にしながら、地域の中での組織戦略を描き、会員とともに地域のすみずみに同友会をつくり、そのなかで事務局員として成長していく姿を3者の報告からそれぞれ学びました。

 報告を受けて行われたグループ討論では、「役職にかかわらず、局長の立場で担当地域の地域戦略を描く必要がある」など、活発に交流、意見交換が行われました。

 2日目は北海道を代表する2社、(株)ダテハキと(株)アイワードを見学し、守会長(北海道同友会代表理事)と木野口社長(同理事)に話を聞きました。守氏からは事務局と役員が信頼関係を築くこと、木野口氏からは「壁は自分の中にある」など、示唆にとんだ提起がありました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 7月 25日号より