北支部(山梨)

500名会勢を視野に学びの輪が広がる~山梨同友会2015年ビジョンを実践

 3月7日、山梨同友会に4番目となる新支部が誕生しました。

 県北部の3つの市(北杜市、韮崎市、甲斐市)を対象に、支部名は「北支部」となりました。

 当該地域の人口は約10万人、法人企業数は1000社です。8ケ岳南麓の観光地「清里」、多様な農業、半導体を主軸とする工業団地が立地するこの地域は県外からの移住者も多く、四季の移ろい美しいエリアです。

 北支部の設立は山梨同友会2015年ビジョン(2011年発表)で掲げられ、1年間の準備期間を経て発足。新会員11名を迎え、31名でのスタートとなりました。

 設立総会では、各市の市長、多数の金融機関からの来賓を招き、市長の皆さんからは、地域社会の担い手である、会員企業と同友会への期待が語られました。

 また、記念講演では、中同協副会長で東京同友会相談役の湯本良一氏((株)湯建工務店・社長)が「わが社発展のカギは同友会にあり」と題して報告。同友会が取り組んできた金融アセスメント法制定をめざした署名運動や中小企業憲章を紹介する中で、同友会での学び方や自社での実践方法を具体的に提起しました。また「同友会は腕組みして参加する団体ではなく、自らが主体的に関わってこそ、会社発展につながります」と強調し、北支部へのエールを送りました。

 初代支部長の北原正倫氏(山梨住宅工業(株)・社長)はスローガンに「拡げよう、学びの場と仲間の輪」を掲げ、「一人ひとりの経営者をつなげ、地域社会の発展につなげたい、そして、30名の支部を100名体制にまで拡大していきたい」と力強く抱負を発表しました。

「中小企業家しんぶん」 2014年 4月 5日号より