未来を創造する企業づくりへの挑戦!【第45回中小企業問題全国研究集会in神奈川】

 3月5~6日に第45回中小企業問題全国研究集会(略称:全研)が神奈川で開催されます。岡野美紀子実行委員長の参加呼びかけを紹介します。

グループ討論研修会

 全国の同友会会員の皆様、2015年3月5~6日の2日間、第45回中小企業問題全国研究集会を神奈川同友会創立50周年記念事業として神奈川県横浜市で開催致します。神奈川で開催する全研は実に34年ぶりとなります。

 今回のテーマは、「未来を創造する企業づくりへの挑戦!~環境変化に対応できる地域、組織、仕事をつくろう~」としました。

 「地域」とは“社会性”で中小企業が活躍できる外部環境を主体的につくっていくこと。「組織」とは“人間性”で個別企業での人を生かす経営や共育ちの実践、さらに同友会においても環境変化に対応できる組織をつくっていくこと。「仕事」とは“科学性”で企業連携による市場創造や新しい仕事づくりなどに取り組んでいくことが求められていると私たちは考えています。

 現在、消費増税による反動減や原材料高・電力料金アップなどによる収益圧迫、人手不足の懸念、さらには中小企業への外形標準課税導入の動きなど、私たちを取り巻く環境は厳しさを増すばかりです。しかし上記に掲げた企業づくりに挑戦していくことで、中小企業が生き生きと活躍できる地域や社会を築いていきたいと思います。

 また実行委員会では、34年ぶりに開催する今回の全研を機に、質の高いグループ討論を行うため、第1回グループ討論研修会(2回目は2月に実施予定)を12月に実施しました。「テーマを聞き出す力、参加者の意見を聞く力が大切」「報告者のお話の中で討論ポイントをいくつかつかんでそこを深掘りする」「討論の中で合意できる部分と合意できない部分をメンバーで確認すること」等々の感想が寄せられ、全国の皆様の受け入れ体制を整えている最中です。

 全研設営準備と1000名会員をめざした仲間づくりに神奈川同友会の総力を上げて取り組んでいる神奈川へ全国の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第45回中小企業問題全国研究集会 実行委員長 岡野 美紀子(神奈川同友会副代表理事)

「中小企業家しんぶん」 2015年 1月 15日号より