新庄最上支部(山形)

県全域に同友会の輪を広げ、地域の存続・発展につなげよう

山形同友会

 昨年から15回の準備委員会と7回の準備会例会を経て、新庄市など山形県最上地方の1市4町3村、8万人の地域を対象とした「新庄最上支部」が、山形同友会6番目の支部として17名の会員で設立されました。

 最上地方は山形県の最北端に位置し、鳥海山や月山などの山々に囲まれ、日本三大急流の一つ最上川が横切り、北前船の荷や旅客などで賑わった地域です。

 新庄最上支部の立ち上げはこれまで2度断念していましたが、山形同友会30周年に向けて、再々度のチャレンジとなりました。

 6月24日、新庄市のザ・リヴィントンでの設立総会は、行政、金融機関、ゲスト、県内他支部会員が祝福にかけつけ、約50名の参加者となりました。

 第1部の設立総会では、来賓として山尾順紀新庄市長・土屋倫朗金山副町長・笠原栄最上副町長があいさつ。また、元木洋介鮭川村長や金融機関からのメッセージが紹介され、これからの支部活動への期待がうかがえました。

 総会議事では、支部運営規定・支部役員、「企業づくり・支部づくり・地域づくり」の3つの重点課題を含む支部方針と年間計画を決定しました。初代支部長に就任した柴田事務所の柴田慶一代表は、「新庄最上の中小企業が元気になり、雇用が増え地域も元気になるように、同友会の輪を広げるべく精一杯頑張ります」と力強くあいさつしました。

 第2部は、山形同友会副代表理事でやまがたシティエフエム(株)の青柳等代表取締役が、「山形同友会創立30周年!より地域に必要な存在へ!!」と題して講演。青柳社長は「よい地域をつくるには、よい会社を増やす必要がある。同友会で仲間を増やすことはよい会社を増やすことになり、よい支部づくりにもつながる」と述べました。

 第3部の懇親会では、新庄商工会議所や金融機関のあいさつやゲスト2名から当日入会もあり盛会となりました。

 念願だった新庄最上支部の設立は、山形県そして地域の発展に向けた力強い一歩となり、各会員の意気込みからは、必ず地域を支えていく支部に成長することを確信した設立総会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2015年 8月 5日号より