全国の同友仲間の熱い応援を背に、熊本同友会は前を向き、復興めざして頑張ります!

【熊本地震】熊本同友会からメッセージ

4月22の熊本県益城市

 4月14日、16日に発生した震度7の熊本地震、そしてその後の余震は、熊本県を中心に大きな被害と市民の心に大きな不安をもたらしています。被災者は夜に避難所や車中ですごしながら家のことを後回しに昼間は仕事に向かい、自らが支援活動に取り組んでいる人が大半となっています。会員やその社員、家族、事務局員もそのような状況の中で、熊本同友会から全国の同友仲間にむけて、熊本の底力を感じるメッセージが届きましたので紹介します。

 4月14日、16日と2度にわたる震度7の地震は、「平成28年熊本地震」と命名されました。一過性の地震と異なり、地震発生後の1週間でやがて800回に届こうとする余震が私たちを不安から解放してくれません。

 外に目と転じると、国の重要文化財である熊本城の石垣・長塀や阿蘇神社楼門の倒壊等々熊本を代表する建造物の変わり果てた姿があります。寂しさと悔しさが込み上げてきて仕方ありません。今更ながら、熊本県民の精神的支柱であったことを痛感しています。リスタートを切るタイミングがいつなのか? 暗中模索の状況下で、復興の道筋をつけていかなければなりません。

 しかし、いつまでも悔やんだり悲しんだりしてもおれません。

 「経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、経営を維持し発展させる責任があります」という労使見解の1文が頭をよぎります。震災で激変した経営環境ではありますが、逃げることなく経営者としての責任を果たす姿勢を貫きたいと肝に銘じています。今こそ同友会での学びを実践に活かさなければなりません。

 全国同友会の仲間の皆様からの数々のご支援と熱い応援、熊本同友会に確かに届いております。本当に本当にありがとうございます。

 皆さまからの熱い応援を背中に感じ、熊本同友会は前を向き、復興めざして頑張ります。

平成28年4月21日 熊本県中小企業家同友会
代表理事 小屋松 徹彦
代表理事 早咲 京子

中同協に振り込まれている義援金 4月26日現在 11,164,148円

ご協力ありがとうございます。

「中小企業家しんぶん」 2016年 5月 5日号より