事務局員の役割を学び、深め合う~東北ブロック2018年度事務局員研修交流会

 2018年12月17日、中同協東北ブロック「2018年度事務局員研修交流会」が宮城県仙台市で開催され、6同友会26名が参加しました。近年、事務局も世代交代の時期となっている中、開催目的に、(1)事務局員としての役割を学び、深め合う場とすること、(2)事務局員としての基礎的な能力を身につけること、視野を広げる場とすることの2点を掲げ、東北6県同友会の相互の交流と連帯を大いに学びあいました。

 基調講演では「学び方改革とこれからの時代のリーダー像」をテーマに、宮城同友会が行う同友会大学の顧問を務める村尾誠氏(横須賀市立大津中学校元校長)が報告しました。時代変化とこれからの同友会運動を考える視点として、「これからの時代のリーダー像」や「学びの質の転換」について話しました。特に「抽象的な言葉(理念など)を具体化する時のプロセスと難しさ」や「自分の世界観を絶えず更新すること」の内容は、広い視点で同友会運動と事務局員としての自身を振り返る機会となりました。

 午後に行われた実践報告では、阿部雄飛・福島同友会いわき事務所所長が「事務局員として担当地域・企業の問題を、どのように考えて取り組んできたか」をテーマに報告しました。これまでの実践から生まれた事務局員としての(1)共感力、(2)素直さ、(3)行動力の3点の教訓と、役員との協働から生まれた日本一の会員増強運動と地域への対企業組織率10%のインパクトを話しました。

 これからの東北各県の同友会運動を担っていくための力量が、少しずつ身につけられてきていることを実感した交流会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 2月 5日号より