京都市右京区役所との地域連携協定を改定【京都】

 2021年11月24日に右京支部設立40周年記念式典が開催され、その中で2016年12月に締結された「京都市右京区役所と京都中小企業家同友会右京支部との地域連携に関する協定書」について内容の一部を改訂し、再度調印式が行われました。

 今回の主な改定箇所としては、(1)相互に連携・協力する事業として「ものづくりやまちづくりを支える地域の人材育成」から「『こどもシゴト博』等地域の社会経済活動やまちづくりを支える人材育成」といった地域企業の存在に寄り添った形に変更、 (2)長期的な関係性を見据え、具体的な会議や事業名などの記載を削除し、「右京区の将来ビジョンを実現するための事業」として包括的に表現するなど、会議や事業への出席だけではなくさまざまな連携を想定しうる内容となっています。

 2021年は京都市右京区が発足して90周年の年でもあり、「右京区基本計画 みんなでつくる右京」が策定されました。一人ひとりが自らの可能な範囲で行動を少し変え、小さな一歩が積み重なって大きな広がりとなれば、望む未来は必ず現実のものとなるという考え方を計画の根本に置いた内容となっています。

 京都同友会では右京区役所や下京区役所との連携協定締結だけではなく、すべての支部で地域の行政、金融機関、教育機関などとの連携が深まってきています。会員の中からは、支部での地域連携をきっかけに自らが地域をつくる一員であることに気づくことができたという声も上がっています。

 協定による具体的な活動の中で、より一層実態に即した形へ、そしてより地域から必要とされ、なくてはならない存在となれるようまい進していきます。

「中小企業家しんぶん」 2022年 1月 15日号より