全国の経験・教訓を交流 2021年度全国事務局長会議

 2021年度全国事務局長会議が12月9~10日に神戸市で開催され、46同友会と中同協からオンラインも含めて58名が出席しました。

今回の全国事務局長会議は(1)各同友会の経験を交流し、全国の運動の教訓と成果を明らかにする、(2)第2次事務局プロジェクトの最終答申を受け、その具体化について意見交換する、(3)事務局長としての悩みや課題などを交流し、連帯をはかる契機とする、の3点を目的に開催されました。

1日目は第2次事務局プロジェクト最終答申の具体化について、プロジェクトリーダーを務めた北海道同友会専務理事の佐藤紀雄氏が問題提起。グループに分かれて各同友会での現状、課題、今後の取り組みなどを交流しました。

 続いて、中同協第54回定時総会議案骨子や全国行事の取り組み、国への政策要望・提言などについて準備状況などの報告があり、意見交換を行いました。

 2日目は事例報告を受けて各同友会の活動交流を行いました。長野同友会常務理事・事務局長の小林敬二氏は「地域連携と増強」のテーマで報告。共育講座や経営指針づくりの活動をベースに、行政、教育・研究機関、金融機関などとさまざまな連携を広げ、会員増強も進めてきたことを報告しました。兵庫同友会事務局長の河野貴司氏は「増える組織づくり」のテーマで報告。阪神・淡路大震災の教訓を生かし、企業づくりの活動を基本としながら、どのように会員が増える組織づくりに取り組んできたかを報告しました。最後に松井清充・中同協専務幹事がまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 1月 25日号より