働く環境づくりとDXの実践~中同協拡大情報化推進本部&情報化DXオンラインセミナー

 12月15日、中同協拡大情報化推進本部&情報化・DXオンラインセミナーをZOOMにて開催し、17同友会から中同協を含め35名が参加しました。

 はじめに米田順哉・中同協情報化推進本部長があいさつし、今回の開催目的の説明がありました。

 次に「昭和企業からの脱却をローコード開発で実現」をテーマに(株)ミナルキ代表取締役・片岡美紀氏(東京同友会)から、「リコージャパンのDX実践~“ はたらく歓び”の実現をめざし、現場社員が取り組むDXとは~」をテーマにリコージャパン(株)ICT事業本部・荒井亜祐美氏からそれぞれ実践報告。

 片岡氏からは、企業の目的達成のためにオフィス業務の分解と再設計、スピードの速い時代に対応する従業員自身で構築やカスタマイズができるローコードシステムの活用とITスキルアップ支援、現場が自律的に成長し、第一線がイキイキと働く昭和企業のDXの取り組みについて、荒井氏からはDXレポートの3段階の成熟度に従って、アナログデータのデジタル化、特定業務のデジタル化、データの一元管理による多面的なデータ活用などの実践。単なる業務効率の向上だけではなく、ハイブリッドワークや現場主導による自発的な改善などのDX推進の効果について、「はたらく歓び」の観点から報告がありました。

 中同協情報化推進本部会議では、e.doyu会員データベースなどの改修状況について報告がありました。その後、各同友会のIT利活用、ならびに今後の同友会におけるDXについて、それぞれ取り組みの実態と今後どのように推進していくのか意見交換を行いました。

 最後に、米田本部長は「働く環境づくりとDXの実践は切っても切れない関係になっています。今後の同友会のDXについても検討し議論を進めていきたい」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 12月 25日号より