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【『働く環境づくりの手引き』の活用を(4)】就業規則の改正計画、組織的取り組み

 中同協は『働く環境づくりの手引き~経営指針を全社一丸で実践するために~』を発刊しました。前半は解説編、後半は実践編として連載で本書の概要などを紹介します。今回は第7章「就業規則の改正計画」、第8章「組織的取り組み」についてです。

 第7章では「人を生かす就業規則」および「人を生かす給与制度」の本来的あり方について提起しています。

 「人を生かす就業規則」とは、「社員とともに就業規則の作成・見直しを行うことを通して、積極的に働く環境についての改善と意思疎通をはかり、社員との信頼関係を構築し、新しい次元の相互信頼へとすすんでいく取り組みである」と定義しています。そして就業規則を社員と共につくることで参加意識を高め、「みんなで決めて、みんなで守っていく自分たちのルール」をつくることを呼びかけています。

 「人を生かす給与制度」では、給与についての考え方を問題提起しています。一般的に企業は「損益計算書」で利益を計算することから人件費を削減対象としてのコストとして考えてしまいがちです。しかし、中小企業の経営は全社一丸となって価値を生み出し、その価値を人件費などに分配しているのであり、その考えを表した「付加価値計算書」で企業経営を考えることを提起しています。

 第7章では「人を生かす就業規則」チェックリスト、「人を生かす給与制度」チェックリストも活用して就業規則の改定計画をまとめています。

 第8章では、就業規則の見直し・運用を社員とともに実施することを呼びかけています。社内で委員会や検討会などをつくり、就業規則の見直し・運用に主体的に取り組んでもらうことで、職場に自主的、自律的な職場規律を確立し、全社一丸の企業づくりを進めることをめざそうというものです。

 また、働く環境づくりを同友会の運動として位置づけて取り組んでいくことを強調。経営指針成文化・実践運動や支部例会の経営体験報告に働く環境づくりの実践も盛り込むことを呼びかけています。

「中小企業家しんぶん」 2019年 6月 15日号より

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