白山・野々市支部(石川) 夢あふれる白山・野々市を我々中小企業家で創ろう!

 石川同友会6番目の支部となる「白山・野々市支部」が誕生し、7月23日に設立記念大会を開催しました。

 白山市はSDGs未来都市に選定されており、また白山国立公園や県内最大の流域である手取川など、山・川・海の豊かな自然に恵まれた県内最大面積を占める地域です。野々市市は県のほぼ中央に位置し、2008年、市長の同友会へのゲスト参加を機に県内でいち早く中小企業振興基本条例を制定しました。「住みよさランキング2019」(東洋経済新報社)では、白山市が全国1位、野々市市が3位に評価されるなど、両市ともに商工業と調和した暮らしやすいまちづくりが特長です。

 当日は、会員、行政、学校関係者、経済団体など100余名が参加しました。記念式典では金谷道憲・石川同友会代表理事の開会あいさつに続き、山田憲昭・白山市長、粟貴章・野々市市長から、この地域での活躍に期待を込めた祝辞を述べました。その後、水上博司初代支部長((株)水上商会・代表取締役社長)が新支部設立の経緯と支部理念・方針を発表しました。

 白山・野々市支部は、金沢城南支部に所属する白山市、野々市市の会員が地域の仲間で愛する地域のことを考えよう、と主体的に行動を起こし支部を分割する形で誕生し、「夢あふれる白山・野々市を我々中小企業家で創ろう!」をスローガンに36名でスタートしました。水上支部長は、行政や学校関係者に向けて「地域づくりは質の高い連携が重要。産学官連携で夢あふれる地域づくりを共にめざしましょう」と呼びかけました。

 第2部の記念講演では、広浜泰久・中同協会長が講演し、「地域活性化の主体者として、自主・民主・連帯で取り組んでほしい」と結びました。

 新支部設立は1991年以来のこととなります。構想3年、設立準備に1年をかけ、会員自らの主体性で設立された新支部において、ますます仲間が増え運動が広がり、夢あふれる地域づくりに向けて大きな期待が寄せられています。

「中小企業家しんぶん」 2019年 8月 15日号より