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新型コロナウィルス感染拡大の中(2020年3月)における消費行動

総務省統計局が2020年5月8日に、家計調査(2人以上の世帯)2020年3月分を公表しました。3月の新型コロナウイルス問題の状況を少し振り返りますと、学校の一斉休校が始まり、大規模イベントの中止、外出自粛要請、不要不急の渡航制限などさまざまな要請がなされ、「3つの密(密閉・密集・密接)」を避ける呼びかけがありました。この新型コロナウイルスの感染拡大の最中にあった2020年3月分の家計消費などの状況を見てみます。

勤労者世帯の実収入(2人以上の世帯)は,1世帯当たり49万589円、前年同月比では実質1.5%の増加となっています。一方で、消費支出(2人以上の世帯)は、1世帯当たり29万2,214円で前年同月比実質6.0%の減少となっています。昨年10月消費税増税の影響の時には、前年同月比5.1減少となっており、新型コロナウイルスの自粛では、消費税増税後よりも消費支出が減少していることがわかります。

新型コロナウイルスの感染拡大により消費行動に大きな影響が見られた主な品目を前年同時期の実質で見てみます。最も影響を受けた品目は、遊園地入場・乗物代で△86.8%。ほかにも文化施設入場料が△71.4%、映画・演劇等入場料が△69.6%などイベントや娯楽などが影響を受けています。続いて航空運賃で△84.7%、パック旅行費で△83.2%、鉄道運賃△65.2%、鉄道通学定期代△56.6%、宿泊料が55.4%、バス代△46.0%、タクシー代△44.7%、有料道路料△43.0%など移動や旅行に関わる支出も大幅に減少しています。

一方で鉄道通勤定期代は△26.7%となっており、テレワークなどは3月時点ではまだ進んでいなかったことが推察されます。自粛要請を受けた外食産業ですが、飲酒代△53.5%、食事代が△30.3%となっています。

逆に増加した品目を見てみますと、ゲーム機が165.8%やゲームソフトが157.0%などとなっており、自宅での娯楽の消費支出が大幅に増加。また体温計、ウェットティッシュ、マスク、ガーゼの衛生用品・消耗品、自宅での食事が増加し、パスタ、即席麺、冷凍食品などの増加も目立ちます。

「中小企業家しんぶん」 2020年 5月 25日号より

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