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コロナ禍の甚大な影響をうけるサービス産業

 10月9日経済産業省は、特定サービス産業動態統計の2020年8月分の速報を発表しました。リース業やレンタル業、広告業、情報サービス業など対事業所サービス業、結婚式場・葬祭業やフィットネスクラブ、ゴルフ場、外国語会話など趣味・娯楽や生活に密着した対個人サービス業などの特定のサービス産業の売上高を毎月調査しています。

 8月は、新型コロナウィルスの感染拡大の第2波の懸念もあり、いつもと違う夏となりました。猛暑の中、学校の夏休みの短縮、海水浴場の閉鎖、帰省の自粛要請などが行われました。その中、サービス産業は甚大な影響を受けています。

 2020年8月の対個人サービス業を見てみると、結婚式場業が△70.9%、遊園地・テーマパークが△67.8%と6月に比較して2割~3割ほど回復しているもののかなりの影響を受けています。一方ゴルフ場やゴルフ練習場などは前年対比プラスに転じています。フィットネスクラブも6月には5割ほどの減少から、8月には前年対比7割まで売上が回復しています(表1)。

 対事業所サービス業を見ますと、対個人よりは影響が少ない状況です。依然として影響を受けているのは広告業で△17.7%の減少。機械設計業で△14.6%、リース業が△13.9%となっています(表2)。

 一方でプラスに転じているのがエンジニアリング業。6月△20.5%から、8月には39.4%と前年対比で4割増となっています。エンジニアリング業は、海外および国内における各種プラント・施設(化学、鉄鋼、電機、通信、建設など)の設計・建設ならびにそれらに伴う機器資材等の調達・輸送などを行う業種で、止まっていたプロジェクトが8月以降動き出していることがわかります。

「中小企業家しんぶん」 2020年 10月 25日号より

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