6月12日、オンラインにて同友エコ表彰式・受賞企業実践報告会と中同協環境経営拡大委員会が開催され、15同友会および中同協から47名が参加しました。
冒頭、赤津加奈美・中同協環境経営委員長より開会のあいさつがあり、続いて広浜泰久・中同協会長より「最近、同友会が新しいステージに入っていると言っていますが、すべての活動を有機的に展開し地域を活性化していく、その先頭を走るモデルとなるのが受賞企業の皆さんだと思います。実践報告会が、皆さんにとってよい学びとなることを期待しています」とのあいさつがありました。
続いて、会長賞と幹事長賞を受賞した企業が実践報告を行いました。会長賞の(株)朝日ラバー・渡邉陽一郎代表取締役社長(福島同友会会員)は充電スタンドV2Hシステムの導入などの設備投資、工場のエネルギーの見える化などの全社を挙げた省エネ活動の推進、幼稚園・小学校でのワークショップや障害者施設研修などの地域とつながる活動について報告。次に、幹事長賞の(株)薪来歩・池田卓矢代表取締役(滋賀同友会会員)が、間伐材でまきをつくることで荒山に手を入れていること、災害時に電気やガス、水道が途切れても生きていける暮らしを都会の人にも伝えるため、循環型の暮らしを体験できるセルフビルドの宿泊施設を運営していることなどを報告しました。
その後、他の受賞企業の取り組みを交流し、最後に中山英敬・中同協幹事長より「厳しい経営環境の中でも伸びている企業に共通して言えるのは、積極的に社会課題に取り組んでいるということです。受賞した皆さんが取り組みの輪を広げることが大事だと感じます。皆さんと一緒に、来年も同友エコをつなげていきましょう」と閉会のあいさつがありました。
報告会終了後に行われた中同協環境経営拡大委員会では、2025年に広島で開催される環境経営・地球環境交流会の企画や今年度の活動計画などについて話し合われました。
「中小企業家しんぶん」 2024年 7月 5日号より