企業と同友会運動の継承者に

企業と同友会運動の継承者に

青年部代表者交流会で熱い討論

 6月21日、青年部代表者交流会(中同協主催)が東京で開かれ、12同友会・中同協から34名が参加しました。

 冒頭、鋤柄修中同協幹事長が「次世代を担う青年部として大いに学んでもらいたい」とあいさつし、つづいて大沼栄一氏(福島同友会郡山地区後継者塾塾長)と今井将行氏(大阪同友会青年部幹事長)が事例報告を行いました。

 大沼氏は10周年を迎える「後継者塾」について、自社の事業継承とともに、同友会運動の継承者としての役割を認識して取り組むなかで、塾生の輪が90人に広がったことを紹介。

 今井氏は「大阪同友会青年部」として「次世代を担う経営者」「未来に対する責任者」であると宣言して取り組むことで、共に育つ気風が育ち、「これが本当の学びだ」と実感したことを報告しました。

 グループ討論では、各同友会青年部の経験交流と自社の企業づくりをテーマに白熱した討論が行われ、参加者からは「今日のような熱い討論ができる青年部の魅力をもっと広げたい」と感想が語られました。

 最後に、蓮見成男中同協事務局長が、「今年は同友会結成50年、とりわけ理念と歴史をよく学ぶということ、そして地域での中小企業憲章制定の運動に取り組んでいくことが大切になっています」と締めくくりました。

 第2部の懇親交流会では、第35回青年経者全国交流会(山口)での再会を誓いあう姿が目立ち、熱気の冷めやらぬまま、散会しました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 7月 5日号より