年度内750名達成も夢じゃない 一斉行動デー2日間で20名達成【岡山】

地域からの信頼と期待を受けて

 岡山同友会は9月5~6日、会員増強デーを組み、40名の会員が一斉行動した結果、20名が入会、9月前半で30名の新会員を迎えました(9月26日現在、634名)。地域からの信頼と期待を集め、ますます勢いに乗る増強の様子を紹介します。

岩手、山口をヒントに増強デー

 7月理事会において、今年の目標達成の具体的計画について組織委員会から提案されました。

 1つは9月5日と6日の2日間を全県一斉会員増強入会デーと設定し、岩手、山口の300名達成行動計画をヒントに、2日間で理事・支部役員50名に増強の行動に参加していただき、50名の入会を実行する。そのために、1人3名の対象者を出し、訪問の事前アポを取って、一斉に企業を訪問していくこと。

 第2に、吉備高原新支部を来年5月目標に50名にして設立総会を開くことが決定されました。

地域での連携関係が増強に結びつく

 2日間で延べ40名の会員が行動し、20名の新会員を迎えることができました。そして9月前半で30名入会を達成し、9月を入会月間として、引き続き50名をめざしています。

 集中的な「増強DAY」は3年ぶりのことでしたが、その勢いは大きく違います。きっかけは、5年前から経営指針を成文化し、業績が良くなる会員企業が増えたことで、地域の金融機関、産業振興財団、商工会議所などから高い評価を受け、提携関係ができたことです。経営者が熱心に勉強して経営を良くする会として同友会が理解され、今年6月からは、岡山信金、中国銀行、県産業振興財団と、会員向け優遇金利商品や経営革新、取引拡大、人材育成、産学協同研究などの包括的な中小企業支援に関する業務連携の調印式を行うなど、活動が大きく広がりました。そのことで、金融機関などからも入会対象者を多数紹介していただきました。

 また役員の意識的な行動で、12日の「第3回しんきん合同ビジネス交流会」(さまざまな業種の中小企業371社や大学等の特別参加機関、大手バイヤー等が一堂に会し、事前マッチング方式により商談を行うもの。(財)岡山県産業振興財団、県内8信用金庫、中小企業金融公庫岡山支店等が合同で開催)でも岡山同友会のブースを設け、多くの経営者に入会のお誘いを行い、毎日1名、2名と入会がありました。

 役員間で増強の意義を確認し、それを徹底するとともに、地域との間でできてきたこのような関係性を生かして、2カ月間準備と努力を続けたことが、今回の結果につながりました。

1人が1人を紹介し、目標達成へ

 あとひと踏ん張りで、目標の50名に手が届く所まで来ています。25日の理事会でも、成果と教訓についてグループ討論を行い、新支部設立と07年度目標の750名達成について、80名の全役員が、もう1人の会員に1名の会員紹介をお願いし、輪を広げることができれば目標は実現できる、とのまとめがされました。

 2010年に向けて会員倍増を実現しようと、地域に打って出ることでさらに大きな影響力と中小企業の発展につながるよう活発な動きができてきています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 5日号から