食品リサイクル推進で環境大臣賞 國分農場があだたら環境農業研究会などと連名で

食品リサイクル推進で環境大臣賞

國分農場があだたら環境農業研究会などと連名で

 福島同友会会員の國分俊作さん(國分農場社長、あだたら地区会長)が、環境省が食品循環資源の再生利用を促進するために今年度創設した「食品リサイクル推進環境大臣賞」の奨励賞を受賞しました。奨励賞は全国で5件。あだたら環境農業研究会(大内正孝会長、同友会会員)、岳温泉旅館協同組合(佐藤俊夫組合長、元同友会会員)、JAみちのく安達有機農業研究会、須賀川飲料リサイクル倶楽部(関根照夫代表、同友会会員)、大玉村商工会(鈴木誠一会長、同友会会員)との連名での受賞で、全国57件の申請から4位に相当する栄誉でした。

 國分さんは、地区会長として活躍、同友会の仲間の広いネットワークを利用し、福島県安達太良山麓の岳温泉を中心とした地域(あだたら地区)で1998年から食品廃棄物の堆肥化を開始。また、酵母発酵を利用した飼料化(エコフィールド)、および再生堆肥のバイオマス燃料化のリサイクルを行い、農産物の地産地消による地域振興が高く評価されました。

 國分さんは「今、過去の実績よりも時代を先読みし、続け、変化することが大事。モノ作りも、商品を売るのも、農業もすべて新技術開発にあり。地域と仲間と共に経済がまわる仕組みをつくって共生していきたい」と笑顔で語っています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 11月 25日号から