【特集】第35回青年経営者全国交流会(まとめ)

【幹事長のまとめ】

地域を変える中心との自覚をもって

中同協幹事長 広浜泰久

 この2日間の学びから、各同友会に持ち帰ってもらいたいことを3点にまとめました。

 1点目は、「みんなちがってみんないい」。私たちはいろいろな形で社会に対し影響を与えることができますが、特に、経営者は大きな影響力を与えうる立場にいます。何のための経営か、何のために生きているのかを考え、社員の違いを生かしきり、「この会社にいて良かった。だから今の自分の人生がある」と言ってもらえるような会社にしていきたいと思います。

 2点目は、集まる以上は「何のための青年部なのか」を問いかけ、学んで実践し、成長しましょうということ。主体的に物事をすすんでやっていくことの大切さを、自ら体験してもらいたいと思います。

 3点目は、中小企業憲章です。中小企業の役割を全国民に理解してもらえるようにしようというのが憲章の運動ですが、その大前提は、一人ひとりが「自社の仕事を通じて、地域や社会に貢献できるような会社になっているのか」を問いかけ、こたえていくことです。自分たちがまさに中心となって地域や日本を変えていくメンバーであることを自覚して、これから進めていきたいと思います。

 また、こうしたことは大きな波となって地域に、日本全国に広がっていかなければなりません。同友会の内外に、「一緒に学んで、一緒にいい会社、いい地域を作っていこう」と強く、大きく呼びかけていきましょう。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 5日号から