【広島】人材育成は地域の課題 広島県商工労働部と懇談会

 2006年11月27日、広島同友会政策委員会は、広島県商工労働部と懇談会を行い、県商工労働部からは14名が参加しました。

 三島裕三商工労働部長は、「『いざなぎ越え』の景気回復ですが、実感を伴っていないようです。人材不足は大きな問題。県としても人材の確保、育成に力を入れていきたいと考えています」とあいさつしました。

 その後の意見交換では、「人と人との関係が壊れている中、仕事の関係もズタズタになっている」「行政と企業が少子高齢化への歯止めをどうかけるか」「地域の人育て、特に中学生のインターンシップへの期待」「地産地消の考え方をどう広げていくか」など、大きな視点での問題提起が行われ、人材育成が企業のみならず、地域の課題であることがうかがえました。

 最後に、瀬島政策委員長は、「お互いの信頼を高めていくには、私たち自身の経営にいっそう磨きをかけ、同友会も高い志をかかげると同時に丁寧に会員のニーズを掘り起こしていかなければならないでしょう」と決意を新たにしました。

(『同友ひろしま』12月号より)

「中小企業家しんぶん」 2007年 1月 15日号から