【東京同友会創立50周年記念】同友会理念を掲げて50年~次の半世紀に向け、さらに磨きを

 3月17日、東京同友会の創立50周年記念式典が、ラフォーレ東京で開かれ、350名が参加しました。来賓として東京都副知事大塚俊郎氏、東京商工会議所副会頭井上裕之氏など各界から臨席、中同協と23同友会からは58名がお祝いにかけつけました。

 式典冒頭、東京同友会湯本良一代表理事があいさつ。任意の団体として50年にわたる発展を保障したのは、理念を大切にした活動であり、次の半世紀さらに磨きをかけたい、と語りました。

 20年会員の表彰に続いて来賓から祝辞が述べられました。

 大塚副知事は「心を1つにしての50年の活動に敬服。東京の産業振興のために経営者の知恵と力をお借りしたい」、井上副会頭は「大企業と中小企業の格差是正のためにも、東京を代表する経営者団体として活動の発展を」とそれぞれ激励の言葉を送りました。

 全国の仲間を代表してあいさつを行った中同協会長赤石義博氏は、50年間流れが途切れることなく続いた教訓として、創立以来の民主的運営、実践的な学びの活動、国民全体の繁栄を掲げてきたことの3点をあげました。

 続いて「同友会、その創立の原点」と題して、中同協顧問・東京同友会元代表理事の田山謙堂氏が講演。創立時から先輩たちは、経営者として見識を持ち、国民経済の発展に寄与するというスタンスを持っていた、その志を受け継いでいきましょう、と呼びかけました。

 その後、東京同友会が新しく作成したスライド「50年のあゆみ」が上映されました。参加者からは、同友会創立前からの歴史がよくわかると好評でした。

 式典の最後は、品川支部長池田大氏と女性部部長栗田美和子氏が、同友会で学んでの自社と自分の成長について語り、湯本氏が「これからの同友会」について抱負を語りました。東京同友会では、式典に先立って開催した総会で、第6次中期ビジョンを発表しました。

 懇親会では、東京同友会の新旧会員、全国の会員が親しく交流。最後はスマップのヒット曲「世界に1つだけの花」の大合唱で幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 3月 25日号から