盛岡支部総会でパネルディスカッション【岩手】

地域を元気にするのは私たち

パネルディスカッションの様子

岩手同友会では4月15日、「2008盛岡支部総会」および盛岡支部4月例会が行われました。盛岡支部では今期から盛岡北地区、盛岡中央地区、盛岡南地区の3地区に分けて活動を行っていくことを決定、「顔の見える細やかなかかわり合い」をめざし、活動を行っていくこととなりました。

 新支部長となった(株)五日市塗装工業の晴山祐一社長は、「産学官連携、企業間連携を深め、地域内で新事業を創出していこうとの気運が県全体で高まっています。1社1社が第二創業の気概で新しい仕事づくりを意識し、盛岡がその牽引役となって、われわれの手で地域を元気にしていこう」とあいさつ、2008年度のスタートとなりました。

 その後、今年度のスローガンでもある「岩手の未来のために、盛岡の未来のために、今私たち中小企業に何ができるか~“人を生かす経営”の実践と中小企業憲章の実現で豊かな地域づくりを~」をテーマに、4人のパネリストによるディスカッションを開催。それぞれの人育ての実践、中長期展望、地域づくりへの夢、青年後継者としての決意などを述べあいました。

 葛巻高原食品加工(株)の漆真下満常務は、「私たち岩手が本気になって日本の農業、食糧を牽引する気概で行こう」と提起。それを受け、今年30歳で社長を引き継いだ(有)サン農園の藤澤理平さんは、「若手は元気がありあまっている。期待してほしい」と自信を見せました。参加者それぞれが、「地域を元気にするのは私たち」と、決意新たにした支部総会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 5月 15日号より