西いぶりの企業力~北海道洞爺湖サミット環境展

【北海道】西胆振支部

 主要8カ国首脳が一堂に会する「北海道洞爺湖サミット」が7月7~9日、地球温暖化問題を主要テーマに洞爺湖町で開かれます。これを受け、洞爺湖地域を活動エリアとする北海道同友会西胆振(いぶり)支部では、「西いぶりの企業力~北海道洞爺湖サミット環境展」を6月7~8日、伊達市内の「だて歴史の杜カルチャーセンター」で開催しました。

 環境技術というと大企業が注目されがちですが、地域に根ざした中小企業の環境技術や環境への取り組みを紹介し、地域の企業や市民に理解してもらおうと企画したもの。環境展には、展示会、フォーラム、講演会あわせて約800名が来場しました。

 出展企業・団体は、室蘭工業大学や(財)室蘭テクノセンターなどの研究機関や支援機関も含め38社(うち会員企業22社)。運送業による省エネ運転の実践、スーパーのレジ袋有料化の実践、無料貸出かごの取り組み、フードマイレージやウッドマイレージの視点から「食」や「建築」の地産地消の提案など、「環境」をテーマに工夫を凝らした展示内容となりました。

 2日目午前には、NPO法人新住協代表理事で室蘭工業大学教授の鎌田紀彦氏による「『北海道住宅』Q1・0(キューワン)で、地球を守ろう」をテーマにした「省エネ住宅に関するフォーラム」と、農業、流通業、食品製造業の会員企業によるパネルディスカッション「食と農を考えるフォーラム~地産地消とフードマイレージ」、午後は、作家の椎名誠氏が「異文化から再発見する日本」をテーマに講演しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 6月 25日号より