各ブロック支部長交流会より(九州・沖縄、関西)

支部づくりは地域づくり 会員経営者こそ地域資源

第2回九州沖縄ブロック支部長交流会(6月13~14日)/宮崎

 
 「第2回九州・沖縄ブロック支部長交流会」には、8同友会と中同協から95名が参加しました。

 広浜泰久・中同協幹事長の問題提起につづいて、松岡幸雄・熊本同友会菊阿支部長が「同友会活動と企業経営は車の両輪」、中野正志・福岡同友会福友支部前支部長が「支部づくりと増強」で事例報告。グループ討論では、「地域に責任を持つ企業とは、事業を維持発展させることができる企業になること」「支部づくりでは新入会員を大事にし、居場所づくりを」「例会づくりと会員増強を支部活動の柱に据える」ことの重要性が話し合われました。

 2日目は、「地域づくりと中小企業」をテーマにパネルディスカッション。根岸裕孝・宮崎大学准教授をコーディネーターに、パネリストは高山幹男・宮崎県商工観光労働部部長、広浜泰久・中同協幹事長、中石工・宮崎同友会代表理事の3氏。根岸氏は冒頭、中同協第40回定時総会議案書をもとに、「将来の日本を展望するとき、持続可能な経済社会の確立と必要な規制、地域内再投資力の再生が求められている。農林水産業と中小企業との連携や中小企業振興条例の制定が必要」と話しました。

 最後に、船山・中同協副会長が、「まじめに学び、地域のことを真剣に考える同友会の会員経営者こそが地域資源。同友会で学ぶ仲間を増やし、九州沖縄で企業組織率5%(7500名)をめざしましょう」と呼びかけました。

 交流会終了後、引き続き九州・沖縄ブロック代表者会議が開かれました。

 

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経営者の自己変革迫る学びあいを

第2回関西ブロック支部長交流会(6月19日)/大阪

 
 「第2回関西ブロック支部長交流会」には、6同友会から105名が参加しました。

 まず、堂上・大阪同友会代表理事が、「支部ビジョンは地域性を考え、地域に影響力を持てる会員数にしていくこと。日本をどう再生させるかの気概を持ち、経営者の自己変革を迫る学びあいのできる支部づくりに尽力してほしい。支部長は何より『よい経営』をおこなう『よい経営者』になる不断の努力を。さらに会員を増やし、情勢に負けない企業づくりの輪を広げましょう」と問題提起。

 つづいて、京都同友会宇治支部長の吉田健治氏が「地域とのかかわりを考える支部活動」、奈良同友会北和支部長の八坂豊氏が「社長と支部長」をテーマに事例報告。「地域に責任を持つ企業づくりとは」「学べる支部づくりに必要なことは何か」をテーマに行ったグループ討論では、「学校や行政からあてにされる中、責任が取れる企業、同友会づくりが大切」「リーダー育成が要」「例会報告者が気づきを与えられる例会づくりのプロセスを重視」などが意見交換されました。

 最後に田中・中同協副会長は、「支部長が地域に責任を持つ企業づくりを行い、同友会で学ぶ企業を増やし、地域の期待にこたえられる同友会にしていこう」と呼びかけました。

 

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「中小企業家しんぶん」 2008年 7月 5日号より