同友会の歴史50年に学ぶ【和歌山同友会設立20周年で記念総会】

 和歌山同友会は6月18日、設立20周年の記念総会となる第21回定時総会を和歌山市内のホテルで開きました。

 1988年1月23日、全国35番目の同友会として88名で設立された和歌山同友会は、設立までに中同協はじめ他県同友会の援助を受け、内容の豊富な例会を開催してきました。設立総会では、中同協会長(当時)の田山謙堂氏が「中小企業家の夢を実現する同友会運動」と題して記念講演を行いました。

 今回、20周年記念総会を取り組むに当たり、今一度、「同友会運動とは」の原点を問い直すことの大事さが話し合われました。その結果、記念講演には、同友会運動50年の歴史と共に歩んできた中同協顧問の田山氏に、改めて講師をお願いすることになりました。

 総会で田山氏の講演を聞いた参加者からは、「田山氏は、自らのこれまで半世紀以上にわたる歩みをふり返りながら、グローバリゼーションで傷めつけられ疲弊した地域社会を、中小企業家を軸とする地域の人々の絆で復興してゆく道筋を、熱っぽく語られた。永年の活動がこのような傑出した人物を創(つく)りあげたのかと、話の内容に相づちを打ちながら、ずっとそんなことを考えていました」との感想が寄せられました。

 総会議事終了後には、設立当初から在籍している会員19名の永年表彰式も行われました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 7月 5日号より