人と人が学び育つ場をつくること【中同協社員教育委員会】

 8月26~27日、東京で中同協社員教育委員会が開かれ、26同友会と中同協から50名の役員と事務局が参加しました。

 1日目は、埼玉大学教育学部の岩川直樹教授が、「学びの場の編み直し」と題して、「人間はモノをつくるように人をつくることはできないし、そう考えるべきではない。人間にできることは、人と人が学び育つ場をつくること。いま、他者がまるで『風景』のように切り離された世界になってしまっている青年や子どもがいる。そこでは“自分をケアする”“だれかにケアされる”“だれかをケアする”という三角形が成り立つことが大切」と問題提起。

 2日目は、中同協社員教育委員長・本郷利武氏の問題提起に基づいて、各同友会の社員教育活動について交流、最後に“そもそも人が育つとはどういうことか”を学べる委員会にしていくことを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 9月 5日号より