新しい時代のその先を創る~第20回福岡県中小企業経営者フォーラム 【福岡】

中国、韓国からもパネリストを迎え、国際ビジネスで分科会

 福岡同友会では10月16日、「第20回福岡県中小企業経営者フォーラム」が、福岡国際会議場・サンパレスをメイン会場に開かれました。テーマは、「新しい時代のその先を創(つく)る 連携・経営革新・地域づくり~優れた中小企業経営者たちの熱い想(おも)い~」。

 今回は、外部組織・団体とのコラボレーションに重点を置き、行政、大学、金融、メディアなどから多くの報告者を招き、行政や地域と中小企業の連携の事例を通じて、より本質的で奥の深い議論がなされました。

 中小企業憲章がテーマの分科会では、京都大学教授の岡田知弘氏が、「地域経済の活性化とは何か」について問題提起。全国の地域再生の具体的事例などを通じて、中小企業憲章と中小企業振興基本条例制定運動の意義を学びました。金融問題の分科会では、遠賀信用金庫の中村理事長を迎え、中小企業が存在していくためのヒントを学びました。

 フォーラムに先立ち、日経新聞西部版朝刊に全15段の広告を掲載し、意気高い同友会の活動をアピール。福岡県知事からも中小企業への応援メッセージが寄せられ、中小企業支援策などを紹介しました。広告を見て参加した経営者など最終的な参加登録は1055名、うち入会対象ゲストは182名でした。当日は地元テレビ局も取材に訪れ、夕方のニュースでも放映されました。

 第2部の交流会では、福岡県副知事、福岡市長をはじめ多くの来賓からメッセージが寄せられ、会場では、会員とゲストが和やかに歓談する輪が広がりました。最後に、明日からの経営に元気に取り組むことが確認されました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 11月 15日号より