持続可能な地域社会・企業像~富山大学と共催で経営研究フォーラム【富山】

 富山同友会では10月25日、「高度差4000! ダイナミックに富山を創造しよう」をテーマに、第20回経営研究フォーラムを、富山大学と共催で同大学を会場に開催しました。

 会員・行政・金融・学校関係者など250名余りが参加し、基調講演と5つの分科会を通して、今年度スタートの第5次中期ビジョンで掲げた「持続可能な地域社会・企業像」について、学び合い語り合う場となりました。

 北海道同友会の植松努氏の基調講演「宇宙ロケットに夢のせて」では、「信じるに値する未来があるから人はがんばれる。人の持つ無限の可能性や夢を持つことの大切さ」が熱く語られ、参加者に大きな感動を与えました。

 後日、参加者から「夢を追いかける姿勢、地域への貢献、子どもの夢を摘んでしまう言葉の恐ろしさなど、参考になる点があちこちに潜んでいました。高校3年のわが子に、今までどんなもの言いをしてきたのか心配になっています。先生方や保護者、子どもたちにも聞かせてあげたい話でした」との感想が寄せられました。

 初めて社員をパネリストに迎えた分科会では、女性社員の力を引き出す職場環境づくりの視点から、2名の女性社員が体験や思いを報告。「それぞれの立場の本音の意見がたくさん出て勉強になった」「経営者が社員のことを考えてくれていることが感じられ安心した」との感想に、経営者の姿勢の重要性を再認識する分科会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 11月 15日号より