「切り札は企業内保育」【埼玉】

女性部ファムが4年連続で女性支援事業

 埼玉同友会女性経営者クラブ・ファム(以下、ファム)主催の「平成20年度 With You さいたま女性チャレンジ支援事業」が新都心ビジネス交流プラザで11月10日に開かれ、40名が参加しました。

 今年度のテーマは「切り札は企業内保育~地域連携で中小企業の人材確保と雇用を生むしくみづくり」で、今回は3回のシリーズの2回目です。

 第1回は10月8日に開かれ、テーマは「経営戦略として企業内保育を考える」で、36名が参加し、保育事業を行う小松君恵(株)コマーム社長が報告(写真)。

 今回は企業内保育を導入した茂木克成(株)モテギ専務(運送業)を迎えて、「導入前と後で会社はどう変わったのか」など実体験を聞くとともに、埼玉県の子育て支援課の職員が「補助金の今」を説明しました。

 ファムでは、埼玉県が女性の社会参画を応援する「With You さいたま女性チャレンジ支援事業」に応募し、4年連続で受託。1、2年目は、結婚・出産で社会から遠ざかってしまった女性への支援、3年目の昨年は女性起業家への支援と、段階を追って事業展開してきました。そして今年は、中小企業がかかえる人材難を「企業内保育」で解決しようという新しい目線でとらえた事業で、「中小企業数社が地域で連携して実現を!」との提案が、ポイントとなっています。

「中小企業家しんぶん」 2008年 11月 25日号より