障害者の技術向上と雇用の促進へ~なの花アビリンピックに千葉同友会が協力

 第30回全国障害者技能競技大会(2008なの花アビリンピックinちば)が10月24~26日間、千葉市の幕張メッセで開催され、約3万9000人が参加しました。

 開催に向けては各種の団体で構成される推進会議が設けられ、千葉同友会も広浜泰久代表理事(中同協幹事長)が推進委員となり、協力してきました。

 競技大会は、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構と千葉県が主催。障害のある方々が技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害のある方々に対して理解を深めることなどを目的に開催されたものです。

 またアビリンピックと同時に「障害者ワークフェア」が開催されました。これは障害のある方々の雇用の促進と安定を図るために、障害のある方の雇用に関係する展示、作業体験などを紹介するもの。この開催に向けては企画実行委員会が設けられ、千葉同友会障害者問題委員長の森下正彦氏が実行委員長として準備にあたってきました。

 アビリンピックでは、洋裁・家具・建築CAD・電子機器組立など20の競技に分かれて技能を競い合い、またワークフェアには北海道・東京・千葉・長野・大阪などの同友会会員企業も含め、約130の企業・行政・学校・施設などが出展しました。

 ステージプログラムの1つとして障害のある人を積極的に雇用し、障害のある人もない人も共に働いている企業・事業所を認定する「千葉県笑顔いっぱい!フレンドリーオフィス認定式」も行われ、千葉同友会会員企業6社を含む52社が認定されました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 11月 25日号より