音戸倉橋地区(広島)

地域で輝く、強い経営をめざす!

マイクをにぎる角新地区会長、11月8日の音戸倉橋地区会設立総会&記念行事

 11月8日、広島県呉市の音戸公民館において、音戸倉橋地区会設立総会&記念行事が開催されました。あいにくの雨模様の中、また急に寒くなった気候でしたが、熱気あふれる会合となりました。参加者は、行政、商工会、金融機関からの来賓5名を含む計60名で、設立総会、記念講演とグループ討論、懇親会が行われました。

 この日のあいさつ、祝辞の中で、「100年に1度の危機」という言葉が何度も登場しました。こういう時だからこそ、地域の中小企業への期待が高まっています。

 記念講演は、「お客様の繁栄を考え、地域・社会へ貢献することが我社の繁栄につながる」と題し、立石克昭氏((株)タテイシ広美社社長、広島同友会理事)が報告しました。グループ討論では、「私の経営の目的」というテーマで活発に意見交換しました。

 音戸町と倉橋町は2005年3月に呉市と合併、人口は合わせて2万人くらいです。音戸倉橋地区会の発足時会員数は18名。

 呉支部では、支部設立20周年事業の一環で「新地区会設立準備会」を設置し、昨年10月から準備を進めてきました。

 新地区会設立の目的は次のようにまとめられていました。

 (1)空白地域に同友会の組織を構築し、同友会運動の範囲を広げる。(2)雇用の拡大、地域経済の活性化に寄与する。(3)新地区会発足に取り組むことにより、同友会ならびに地区会の存在意義を再確認し、既存の組織(地区会等)の活性化に結びつける。

 音戸倉橋地区会の地区会長に選任された角秀司氏((有)カド鉄工所社長)は、当日の最後のスピーチで、「100年に1度の危機といわれる時代に、こうして音戸倉橋地区会が誕生したのは特別な意味がある。地域経済も自社の経営も明るい展望が見えない。今こそ足元を固める時。同友会の3つの目的を追求し、地域の活性化に貢献したい」と強い決意を表明しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 12月 5日号より