障害者が輝く職場は誰もが輝く 【中同協障害者問題委員会】

 中同協障害者問題委員会は2月17日東京同友会会議室で開かれ、13同友会・中同協から21名参加しました。

 会議では、昨年9月に東京・明治学院大学を会場に開かれた「第14回障害者問題全国交流会」について、「障害者の就労支援のヒントが得られ、障害者・高齢者対象の旅行ビジネスも参考になった」「報告された障害者の方や学生の発言に感動した」「障害者が輝く職場なら誰(だれ)もが輝く職場になる」などの感想が出されました。(交流会報告集は各同友会にあります)

 次回の交流会は来年6月沖縄で開催することを確認したほか、今年7月に東京で開かれる中同協第41回定時総会で委員会が担当する分科会の持ち方について論議。人間尊重の企業づくり、社会づくりを進める同友会運動の本流に、同友会での障害者問題の取り組みがあることを深めていくことを確認しました。

 次いで特別報告として「中小企業における障害者雇用の促進について」をテーマに厚生労働省職業安定局・障害者雇用対策部障害者雇用対策課古田氏よりレクチャーを受けました。

 各同友会の活動交流では、「昨年7月委員会を立ち上げ、障害者雇用の学習会を開き施設の入会も進んでいる」(神奈川)、「関西ブロックとして活動交流する中で、奈良、和歌山に委員会設立の動きがでている」(滋賀、京都)、「産学連携の部会と協力し、地域づくりの視点での取り組みを考えている」(福岡)など、豊富な事例が出され、次年度へ向けての活動の強化が話し合われました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 3月 5日号より