3回連続で経営危機突破緊急セミナー
大阪同友会は、「経営危機突破緊急セミナー」を2月17~24日にかけ、3回にわたって開催しました。「売上が急減している。5~7割も減少した」などの緊迫した状況の下、中同協が発信した「緊急アピール」も受けて、危機打開のための知恵と経験を学びあい、仕事づくりやネットワークについても糸口を探る運動の第一歩として開催したものです。
セミナーの第1回は、「売上急減へのわが社の対応」をテーマに、(株)瑞穂産業の水本雅博氏が自社の現状を報告。その後「税理士から緊急提言」として、有岡敬雄・有岡会計事務所所長からのアドバイスを受け、東邦焼鈍(株)の西田佳彦氏が「助成金の活用」について自社の経験を報告しました。
報告後、「仕事確保のために必要なこと、自社での対応」「同友会にのぞむこと」をテーマに真剣なグループ討論が展開されました。
短期間の準備でしたが、困難に直面し、悩んでいる経営者にも参加を呼びかけ、会内外から150名が参加しました。
第2回は、税理士の方々の協力も得て、財務諸表の把握・分析など、実際にシミュレーションを行い、第3回は、社会保険労務士の方々から、雇用調整助成金や各種助成金の活用について学びました。
今後、「ネットワークによる仕事づくり」などのテーマで取り組みを継続していくことにしています。
「中小企業家しんぶん」 2009年 3月 5日号より