大隅支部(鹿児島)

大隅地区会から新支部誕生

 鹿児島同友会第22回定時総会が4月23日に開かれ、「大隅支部」の設立が承認されました。新支部の設立は、2001年に鹿児島支部を設立して以来、8年ぶりのことです。

 大隅支部は鹿児島県の大隅半島に位置する鹿屋市・志布志市を中心とした地域が対象となります。これまで、鹿児島市を中心とした鹿児島支部の例会やセミナーなどに片道2~3時間かけて参加していました。

 ここ数年は所属会員が増え、「大隅地区会」として少人数ながら例会や経営基礎学講座などに取り組んできました。

 30代40代の経営者や後継者が多く、同じ悩みや目的を共有しながら、例会内容や運営方法の議論を重ね、支部設立という目的に向かって、より一層会員間の結束が強まりました。

農業、畜産など会員連携を深めよう

 大隅地域の特性として、農業や畜産業の第1次産業が活発です。

 今年度のスローガンに「大隅支部の確立と地域の特性を生したビジネスモデルの発掘」を掲げています。

 会員の中にも農業法人や畜産加工会社などの企業が多く所属しています。会員間の連携を深め、協力し合うことで、農商工連携の新しいビジネスモデルを構築し、実践していこうと、意欲に燃えています。

4支部体制で地域に根ざした活動へ

 鹿児島同友会はこれまで、鹿児島市を中心とした鹿児島支部と、その他は地域の地区会という形で活動を進めてきました。

 総会では、前田幸一筆頭代表理事が「ビジョン2009―2011」を発表。ビジョンでは、今年から鹿児島支部を鹿児島北支部・鹿児島中央支部・鹿児島南支部の3支部に分け、地域ごとの活動の強化と顔の見える支部づくりの推進を重点方針として掲げました。

 これで、鹿児島同友会は大隅支部と併せて4支部体制となり、より地域に根ざした活動を展開する環境が整ってきました。

 今年は、新しい支部の設立とともに、会員増強にも力を入れ、学べる組織・減らない組織・増える組織をめざして、新年度のスタートを切りました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 5月 25日号より