力を合わせて不況を乗り越えよう「第1回ビジネスマッチング」で74社が交流【山梨】

 「不景気を吹っ飛ばせ! 楽しい夏のイベント」と銘打った山梨同友会の「第1回ビジネスマッチング」が、8月22日、アピオ甲府で開かれました。

 会員企業同士が、お互いの仕事を交流することで、新たなビジネスチャンスにつなげようと、食品製造から貴金属製造、不動産、クリーニング、洋欄栽培、部品製造、専門サービスなど異業種74社が出展しました。

 山梨県にこれだけの中小企業が元気に頑張っていることを市民にも広く知ってもらおうと参加を呼びかけ、会員企業とその社員や市民ら合わせて約500人が来場しました。

 来場者は、市価より割安で展示即売された山梨特産の煮貝やほうとう、ワインなどを試食・購入したり、地場産業の宝石・貴金属アクセサリーをはじめ、さまざまな商品について、メーカーから直接説明をうけながら購入する姿が見られました。

 当日会場で回収したアンケートには、「ふだん接点のない企業や社長さんが説明をしてくれて楽しかった」「異業種が集まり、それぞれの企業のPRが盛んだった」「雰囲気に活気があった」「県内の企業の様子がわかった」「山梨の特産を試食・試飲できよかった」などの感想が寄せられていました。

 イベントでは、さらに、県内の中小企業が共に力を合わせて不況を乗り越えていこうと、同友会の活用を呼びかけました。

 中村猛志代表理事は「会員以外にも広く呼びかけ、ビジネスチャンスを大きくしていきたい」と話しています。

「中小企業家しんぶん」 2009年 9月 5日号より