中小企業の力で日本の前途を切りひらこう【中同協第2回幹事会】

 11月5日、東京で中同協第2回幹事会が開かれ、37同友会・中同協から67名が出席しました。 冒頭、鋤柄会長は、「景気は地を這うような沈滞ムードだが、中小企業はこういう時代に仕事をつくって生き残っていかなければならない。私たちは実業家としてこういうムードを覆す心意気で経営にあたりたいもの。新政権は『生活者の視点』『内需拡大』を強調している。各地で新しいビジネスを起こす取り組みを強めていただきたい」とあいさつしました。

 経過報告の後、第37回青年経営者全国交流会のまとめと第40回全国研究集会の実施内容などの提案があり、承認されました。

 幹事会の第2部では、鋤柄会長が情勢の変化をふまえて運動の前進をどう図るかについて問題提起し、グループ討論で議論を深めました。最後に、広浜幹事長が討論を次のようにまとめました。

 「第1に、中小企業憲章や振興条例制定運動では作る過程と作ったあとが重要。第2に、中小企業憲章を国民に理解してもらう上で、中小企業が果たす社会的役割を具体的に示す必要がある。雇用を守るだけでなく、誇りを持って働ける場を中小企業が担っていることを発信したい。第3に、『労使見解』を自分のものとすること。『企業変革支援プログラム ステップ1』を大いに活用しよう。第4に、会員増強は同友会の良さを紹介していく運動であること。やはり、数が力。第5に、政権が交代して同友会の立ち位置が変化している。これからの日本をどうしていくのか私たちにかかっているという意気込みで取り組んでいきましょう」。

「中小企業家しんぶん」 2009年 11月 25日号より