情勢認識の一致で長期戦略を【九州・沖縄ブロック事務局研修交流会】

 「第3回九州・沖縄ブロック事務局研修交流会」が11月27~28日に沖縄・石垣島で開かれ、7同友会と中同協から41名が参加しました。この研修会は、九州沖縄ブロックでは2年に1回開かれており、今回は「(1)同友会運動における事務局員の役割を相互に確認する(2)事務局員としての誇り、働きがいを育む(3)ブロック内の事務局員の交流と連帯をはかる」を目的に開催されました。

 1日目は、松井清充・中同協事務局長が「同友会の運動づくりと事務局の役割の変化~失敗から学ぶ」として問題提起。

 松井氏は自身の大阪同友会事務局長時代の経験や全国の経験から、「なによりもまず同友会の中で一番大事なのは情勢認識を一致させること」として、同友会の歴史や国際情勢、国内情勢にふれながら、長期の運動の戦略を持つことの大切さを強調。また、よい会社をつくることが中小企業憲章や中小企業振興基本条例の運動でもあり、自立型企業を創出する経営指針成文化運動の意義や、事務局としての経営指針づくりの重要性を紹介しました。

 グループ討論では、「生きがいと同友会活動が重なる」「経営者の変化が喜びに」「全国のすばらしい事務局員とふれあえ、勉強になった」などの意見が寄せられていました。

 2日目は、沖縄同友会会員企業である、(有)舟蔵の里、(株)石垣の塩、石垣島ビール(株)を見学、地域資源を活用した仕事づくり、地域の魅力づくりに学びました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 12月 15日号より