指針成文化運動から実践運動へ ステップ1活用【中同協経営労働委員会】

 中同協経営労働委員会が3月11日、東京で開かれ、15同友会と中同協から27名が参加しました。

 午前は、「中小企業とディーセントワーク」をテーマに松丸和夫・中央大学教授が報告。グローバル化の影響で雇用破壊が急速に進む中、ILOが提唱したディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)は、「労使見解」にも通ずるものがあり、自立した労使によるコミュニケーションがあって初めて実現できるのでは、と問題提起しました。

 午後からは、「企業変革支援プログラムステップ1」の活用を中心に討議。同友会のめざす企業づくりを具体的にいかに実践していくかが大事だとし、次年度は指針成文化運動から実践運動へと展開していくこと、全国比較ができるe.doyu上への結果登録を促進することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 3月 25日号より