企業連携で新たな仕事づくり【中同協企業連携推進連絡会】

 3月12日、中同協企業連携推進連絡会が東京同友会会議室で開かれ、7同友会と中同協から16名が参加しました。

 今回は、2つの事例報告を受けて、企業連携による新しい仕事づくりと地域再生について交流しました。

 まず、「不況時こそ力を発揮する企業連携、わが社のネットワーク活動」と題して、連絡会代表で橋本電子工業(株)社長の橋本正敏氏(三重同友会 相談役)が、27年前に脱サラして以来、さまざまな異業種交流の会や連携組織と関わりながら、常に新しいことにチャレンジしながら企業を発展させてきたこと、最近では、三重同友会の「ビタミンみえ」として鈴鹿高専などとの産学連携で、市の花であるシャクヤクの消臭抗菌効果に着目して学生服を開発、さらに加齢臭をとる石けんを開発し、販売を始めたことなどを報告しました。

 次に、「信州大学との連携で医療用テントを開発」をテーマに、(株)北信帆布社長の福島一明氏(長野同友会理事、異業種交流委員長)が、昨年 100周年を迎えた同社が人力車の幌づくりから始まり、時代とともに業態を変えながら今に至った状況を報告しました(詳細は4月25日号で紹介)。

「中小企業家しんぶん」 2010年 4月 5日号より